世田谷区経堂の白内障手術専門クリニック|日帰り手術&多焦点眼内レンズも対応。

世田谷区経堂の白内障手術専門クリニック|日帰り手術&多焦点眼内レンズも対応。

クラレオン パンオプティクス

多焦点眼内レンズの種類

  1. 眼内レンズ
  2. 多焦点眼内レンズの種類
  3. クラレオン パンオプティクス

クラレオンパンオプティクス(Clareon PanOptix)

国内で初めて認可された、症例数最多の3焦点眼内レンズ
「クラレオン パンオプティクス(Clareon PanOptix)」は、世界最大手Alcon社(アメリカ)が開発した回折型3焦点眼内レンズです。

2019年に厚生労働省の認可を取得し、2020年から選定療養の対象となったことで、多くの日本人患者様に使用されてきました。
さらに2023年には、最新素材「クラレオン(Clareon)」を採用してアップデートされ、後発白内障リスクやレンズの透明性がより高まっています。

これまでの実績と、進化した素材による高い安全性から、現在も3焦点レンズのスタンダードとして広く支持されています。

クラレオン パンオプティクスの注目ポイント

1. 遠・中・近すべての距離をカバー
遠方(無限遠)、中間(約60cm)、近方(約40cm)の3点に焦点が合うため、
「運転」「PC作業」「読書」など、あらゆる距離でメガネに頼らない生活が実現可能です。

2. 中間〜近方へのスムーズなピント移動
中間(60cm)と近方(40cm)との距離差がわずか20cm。
そのため、PCからスマホ操作まで、スムーズな視線移動が可能です。
現代のライフスタイル(デバイス使用)に非常に適した設計です。

3. 高い光エネルギー効率で、質の高い見え方を実現
従来の2焦点型レンズに比べても、光エネルギーロスがわずか12%。
コントラスト感度(見え方の鮮明さ)が維持され、明るくクリアな視界が期待できます。

4. 照明環境に左右されにくい
瞳孔径が変化する暗所でも、4.5mmの回折領域設計により、安定した見え方が得られます。
夜間や屋内外での見え方の変化が少ないのも特徴です。

スペック概要

項目内容
焦点タイプ回折型3焦点眼内レンズ
焦点距離遠方/中間(約60cm)/近方(約40cm)
ハロー・グレアやや出るが、設計で軽減されている
素材クラレオン素材(疎水性アクリル)
適応度数範囲+6.0D〜+30.0D(0.5D刻み)
生産国アメリカ(Alcon社製)
選定療養対象○(保険+レンズ代自己負担)

クラレオン パンオプティクスはこんな方におすすめ

  • メガネ・老眼鏡から解放されたい方
  • 遠方からPC・スマホまで裸眼で快適に過ごしたい方
  • 夜間でも安定した視界を確保したい方
  • 長期的に安定したレンズを希望する方
  • 豊富な実績のあるレンズを選びたい方

注意点・デメリット

  • ハロー・グレア(光のにじみ)は一定程度出る場合あり
     → 特に夜間運転を頻繁にされる方は慎重なカウンセリングをおすすめします。
  • コントラスト感度は単焦点に比べやや低下する傾向
     → ただし、従来型より大きく改善されています。

クラレオン パンオプティクスの費用(選定療養)

項目内容
手術費用(保険診療)例:1割負担で月額8,000円(高額療養費制度対象
レンズ代(選定療養)片眼35万〜
(乱視用38万円)

※高額療養費制度により手術費用は抑えられます(レンズ代は対象外)。
※医療費控除の対象となる場合もあります。

まとめ

クラレオン パンオプティクスは、遠方・中間・近方の3距離を自然につなぐ優れた設計と、
クラレオン素材による高い安全性を兼ね備えた、多焦点眼内レンズのスタンダードモデルです。

見え方のバランス、裸眼生活へのこだわり、長期的な安心感を求める方にとって、
非常に有力な選択肢となるでしょう。

PAGE TOP