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テクニスピュアシー
2025年6月に厚生労働省認可の最新多焦点眼内レンズ
テクニスピュアシーは、ジョンソン&ジョンソン社が2025年に日本で発売した最新の 焦点深度拡張型(EDOF)多焦点眼内レンズ です。従来の「回折型」や「ゾーン型」の多焦点レンズとは異なり、非回折・連続屈折デザイン(OptiCurve™テクノロジー) を採用しており、単焦点レンズに近い自然でクリアな見え方を実現します。
特徴としては、
- 遠方〜中間の視力が非常に良好
- 夜間のハロー・グレアが単焦点と同等レベルに少ない
- コントラスト感度が高く、鮮明な視界
が挙げられます。
一方で、近方(30〜40cm程度)の細かい文字を見る際は老眼鏡が必要になる場合があるため、完全に眼鏡不要というわけではありせん。
テクニスピュアシーのメリットとデメリット
メリット
- 単焦点と同等の夜間視力
ハロー・グレア・スターバーストが抑えられ、夜間運転も安心 - コントラストが高い
細かい色や輪郭がくっきり見えやすい - 遠方〜中間距離に強い
運転、スポーツ、パソコン作業などの日常生活に適している - 残余屈折に強い
手術後に多少のピントずれがあっても見え方に影響しにくい
デメリット
- 近方視力はやや弱い
読書やスマホなど30cm前後の作業には眼鏡が必要になることがある - 完全な眼鏡不要にはならない
特に細かい手元作業を頻繁にする方は補助的な眼鏡が必要
テクニスピュアシーをおすすめする人
- 夜間運転をよくする方→ ハローやグレアが少なく、単焦点と同等の夜間視力が得られる
- スポーツやアクティブな生活を送る方→ 遠方〜中間が得意で、日常生活の大半を裸眼で快適に過ごせる
- 自然でクリアな見え方を重視する方→ コントラスト感度が高く、見え方の質を重視したい人に最適
- 老眼鏡の併用に抵抗がない方→ 手元の細かい作業では眼鏡を使っても構わない方
テクニスオピュアシーの費用(選定療養)
項目 | 内容 |
---|---|
手術費用(保険診療) | 例:1割負担で月額8,000円(高額療養費制度対象) |
レンズ代(選定療養) | 片眼35万〜 (乱視用38万円) |
※選定療養のため、高額療養費制度の対象になります(レンズ代は対象外)。
※確定申告を行うことで、所得税や住民税が還付される場合があります。