※2025年6月にメーカー終売
テクニスシナジー(TECNIS Synergy)
※2025年6月にメーカー終売
遠方から手元まで、連続した見え方を実現する次世代型多焦点眼内レンズ
「テクニスシナジー(TECNIS Synergy)」は、アメリカのJohnson & Johnson VISION社が開発し、2020年に日本で厚生労働省の認可を受けた連続焦点型(2焦点+焦点拡張型)多焦点眼内レンズです。
遠方〜中間〜近方すべての距離でスムーズなピント合わせを可能にし、特に**近方視力(手元3.3cm程度)**に強みを持つ設計となっています。
テクニスシナジーの注目ポイント
1. 遠方〜近方まで途切れない連続視界
テクニスシンフォニーの遠方・中間視力の良さと、テクニスマルチフォーカルの近方視力の良さを融合。
遠方から手元まで連続してピントが合うため、読書やスマホ操作も裸眼で快適に行える設計です。
2. ハイブリッド回折型構造
2焦点+焦点深度拡張(EDOF)のハイブリッド型構造により、従来型多焦点レンズよりも自然な見え方と高いコントラスト感度を両立しています。
3. 色収差補正(アクロマティックテクノロジー)搭載
遠方〜近方にわたってコントラスト感度を向上。
単焦点レンズに近いクリアな視界を実現し、暗所でも質の高い視機能を提供します。
4. 高い裸眼生活実現率
近方眼鏡非装用率は90%以上。
特に手元重視の方には非常に満足度の高いレンズです。
スペック概要
項目 | 内容 |
---|---|
焦点タイプ | ハイブリッド回折型(2焦点+焦点拡張) |
焦点距離 | 遠方〜近方(手元約33cmまで) |
ハロー・グレア | あり(比較的強め) |
素材 | 疎水性アクリル |
乱視対応 | なし |
生産国 | アメリカ(Johnson & Johnson VISION社製) |
選定療養対象 | ○(保険+レンズ代自己負担) |
国内販売状況 | 2025年6月終売予定 |
テクニスシナジーはこんな方におすすめ
- 近方(スマホ・読書)も裸眼でしっかり見たい方
- 遠方〜中間〜近方までシームレスな視界を求める方
- 裸眼での生活スタイルを重視したい方
- 夜間運転が少なめ or ハロー・グレアをある程度許容できる方
- 長期安定性と実績重視で選びたい方
注意点・デメリット
- ハロー・グレア(光のにじみ)は比較的強め
→ 特に夜間運転が多い方は慎重な検討をおすすめします。 - 乱視に弱い(乱視矯正トーリックモデルなし)
→ 軽度乱視までが推奨範囲。 - コントラスト感度は低加入型レンズよりやや劣る場合あり。
テクニスシナジーの費用(選定療養)
項目 | 内容 |
---|---|
手術費用(保険診療) | 例:1割負担で月額8,000円(高額療養費制度対象) |
レンズ代(選定療養) | 片眼35万〜 (乱視用38万円) |
※高額療養費制度の対象(手術費用)、レンズ代は自己負担。
※医療費控除の対象となる場合あり。
まとめ
テクニスシナジーは、遠方から手元まで連続して快適に見たい方、
近方作業を裸眼でしたい方に特に向いた多焦点眼内レンズです。
※2025年6月にメーカー終売